新聞折込を行う上で、切っても切り離せないものに「商圏」がございます。
今回は、集客を図るうえで非常に大切な『商圏』について、前編と後編の2回に分けてお話ししていきます。
商圏とは
英語では、「Trade Area」Tradeが交易、商売、Areaが範囲という意味で、明治時代に「商圏」と訳されました。
つまり日本語で商圏は、「お客様の居る地区」という意味です。
新聞折込を実施する際に、自分のお店の商圏を把握しなければ、どんなに素敵な紙面を制作したとしても、最も届けたい自店のお客様の手元に届かないことがあります。そのため、新聞折込を実施する前に、「商圏」を把握することが非常に大切になります。
立地条件との関係性
商圏は、店舗の在る立地条件や、自然の立地条件などによっても吸引できる商圏の形が変わってまいります。
また、それまでは来店者が多かった地域に、新たに競合店が出来ますと、そこの地区からの吸引が取れにくくなってしまいます。
駅前立地
駅周辺は基より、バス路線図、電車路線図沿いに隣駅、その先の駅にも広がっております。
→店舗までの交通手段も徒歩、自転車、バス、そして電車が多くなります。
郊外立地
主要の幹線道路沿いに広がっております。
→郊外型は車での来店が多くなる傾向があります。商圏と、交通手段は密接に関わりあってきます。
自然の立地条件
自然の立地条件にも左右されることがあります。
→どんなにお店から近いエリアでも、大きな川が流れていれば商圏は分断をされてしまいますし、
大きな幹線道路が通っていますと、そこでも分断をされてしまいます。
このように、非常に、ややこしく、把握することが難しいのが商圏ですが、把握しないことには、新聞の折込広告は成功しませんし、
他の販促の手段とも大きく関わりあってまいります。
では、次回の後編では、どのように商圏を把握するか、詳しく説明をさせて頂きたいと思います。