弊社は、新聞折込を主に広告を扱わせて頂いておりますが、広告を行う上で非常に密接で大切なものに、「マーケティング」というものがございます。よく聞く言葉ではありますが、なんとなく奥が深そうで、専門家に任せてしまおう、という類の分野に思われております。今回は、広告に携わっている皆さまに向け、少しだけ「マーケティング」について、お話しさせてください。
マーケティングとは
そもそも「マーケティング」とは何ぞや、ということで、調べてみますと、
「どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるのかを探り、その価値を生み出し顧客に届け、そこから利益を上げること」
とあります。実際に、企業が消費者に向け、広告を通じて情報を届ける際には以下のような流れを踏んでいきます。
1 市場調査
モニターや、政府が発行する統計データを活用して、ターゲット市場の情報を把握した上で、お客様が何を求めているかを調べます。
2 広告宣伝
市場調査を踏まえた上で、実際に広告手段を使って情報を消費者に届けます。
3 検証
一定期間の終了後、反響を分析、効果を検証し、次のステップへの材料といたします。
新聞折込広告とエリアマーケティング
弊社は、新聞折込という広告媒体を通じてマーケティングの一端に関わっている訳ですが、媒体の性質上、特に「エリアマーケティング」というものと密接に結びつきます。
エリアマーケティングとは、
「地域(エリア)の特性をつかみ、それに応じた戦略を展開すること」
とあります。
実店舗を運営をする企業においては非常に重要且つ不可欠なものです。
こちらも、これから出店をされる場合と、既に店舗が存在する場合とでは分析のポイントが異なってまいります。
これから出店されるケース
1 主要のターゲットはどこにいるか
2 将来に向けてのその地区の市場
3 競合社との力関係
等々の分析が必要になってくるかと思われます。
既存店のケース
1 現状把握している商圏が適切か(それ以前に、きちんと把握出来ているか)
2 自店の顧客の特性(競合店との違い)
3 競合店の品揃え、広告動向等はどうなっているか
他にも数え上げますとまだまだございますので、主だったものを上げてみました。
おわりに
いろいろ述べて参りましたが、エリアマーケティングに関しましても、様々なケースの中で、店舗の実情に合った形で掘り下げていくことが必要かと思いますので、大がかりなものでなくてもいいけど、少しは活用を、とお考えの皆さま、弊社はお客様と一緒になって考えさせて頂ければと思っておりますので、是非お気軽にご連絡いただければと思います。
最後にマーケティングの神様でもあります、フィリップコトラー先生のお言葉をどうぞ。
(『まんがでやさしくわかるコトラー』より引用)
「マーケティングの本質とは、相手のことをよく知り、相手の望むことを望むタイミングでやってあげることだ。自分の望みを優先させるのではなく、常に相手が自分に何を求めているかを理解し行動することだ。」