新聞に折込されているチラシは、毎日どのように新聞販売店が準備しているのか、新聞折込広告を出稿する皆様は、少しばかり気になるのではないでしょうか。(新聞折込広告出稿の流れはこちらよりご確認できます。)
販売店により準備方法は様々ですが、今回はとある販売店の折込の準備から配達までのスケジュールを簡単にお伝えします。
配送~ご家庭へ届くまで
折込チラシの配送:折込日の前日の早朝まで
新聞折込は、クライアント様から販売店に直接持ち込みをされる場合もありますが、ほとんどは折込会社を経由して販売店に配送されていきます。
折込チラシの仕分け:前日午前中~午後(販売店によって作業の時間は異なります。)
配送されてきたチラシには、宛て紙という大きな紙が貼ってあります。まずは、そこに書かれている日にちや、配達指示の確認(枚数や入れてほしい新聞の銘柄、地区)、折込伝票(納品書)との照合をし、仕分けしていきます。また、チェック表の活用や第三者への確認などを行い、ミスを防ぎます。
新聞を開いてみると、お分かりのように、全てのチラシをまとめるために「折り」と呼ばれる二つ折りにしたチラシがあり、その中に、他のチラシがまとまって行儀よく納まっています。「折り」に使用される紙には、向いている紙質があるようで、その日に届いた数種類のチラシの中から、販売店にて任意に選ばれます。
折込チラシを機械にセット
ご家庭に届く折込チラシを1枚ずつ組んでいくにはかなりの時間が必要となります。
そこで販売店では、「折込広告丁合機」という機械を使い、1枚ずつの折込を、ご家庭に届くまとめた形の折込にします。※販売店によっては手作業の場合もございます。
折込チラシが多くなる時期は、丁合機により異なりますが、一度に作成できる折込チラシの上限を超える場合があります。その場合は、複数回に分けて折込チラシを作成し、最後はスタッフの手作業でチラシをまとめていきます。総力戦ですね。
また、機械だからスムーズ、簡単にできる、と思われますが、光沢のあるチラシや薄いチラシは、機械が2枚など複数通す場合があり、その度機械を止めて調整する、と慣れるまで思うようにはいかないことがあります。束ねてあるチラシの隙間に空気を入れるような感覚で整えることが大切だそうです。
折込チラシの保管
完成したチラシは、次の日の朝刊に備え、各区域の作業スペースに必要な枚数を分けて、綺麗に整えた状態で保管しておきます。
折込当日
翌朝、販売店に新聞が運ばれてくるので、配達エリアごとに新聞を分け、各エリア担当のスタッフさんが、新聞に、前日セットした折込チラシを挟み込んでいきます。そして、配達する準備が整ったスタッフさんから、新聞を配達する自転車やバイクに積み込み、ご家庭へ新聞を配達していきます。
以上が、とある新聞販売店でのスケジュールとなります。今回は、通常とは異なる視点からコラムをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。新聞折込をご検討されている方、まずは下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。