ここ最近「採用しても2~3日で辞めてしまう」、「アルバイトさんが定着しない」といった相談を受けることが多かったので、このトピックについて調査しました。
今回はアルバイトスタッフが辞めてしまう‘とき‘について事例を交えながら考察していきます。
初出勤から1週間
おそらく多くのアルバイトスタッフが辞めてしまいやすい(来なくなりやすい)時期はこの時期ではないでしょうか。
仕事は覚えたてで責任感も薄いため、辞める理由を後押ししやすいのではないかと考えられます。
では、なぜ『辞める』という発想になるのでしょうか?
それは『自分が思っていた仕事と現実の仕事とのギャップ』が大きいからです。
例えば、求人の募集要項には【誰にでもできる簡単な軽作業】と記載されていたとします。
採用する側は業務に慣れているため、そのような表記になり、面接時にも簡単な旨を伝えます。
ところが実際は、新人スタッフにとって【重労働】だった場合辞める理由になりえます。
上記は極端な例ではありますが、新人スタッフの心の中で仕事について何かしらのギャップがあるからすぐに辞めてしまうと考えられます。
対策
では、そのギャップを埋めるにはどのようにすればよいのでしょうか?
まずは募集要項の内容です。
【誰にでもできる】や【簡単な~】など、人によって捉え方が変わる表現を多用してしまうとギャップが生じる可能性が高まります。そのような言葉の多用は避けて、できるだけ具体的な仕事内容を記載すると応募者側のイメージも湧きやすいので効果的です。
次に気を付けるポイントは面接時です。
採用する側は人員不足であることが多く、とにかくスタッフの入店を望んでいます。
面接時に辞退されないよう、仕事について【いいこと】のみを話しがちです。
もちろん入店してもらうことはとても大切ですが、【いいこと】のみでなく
【大変なこと】のようなマイナス面についても触れておくのが大切です。
あらかじめマイナス面も伝えておくことで、想像と現実の距離を縮めることができます。
最後はコミュニケーションです。
こちらは当然のことと思われる方がほとんどだと思います。
入店直後のスタッフは右も左もわからないため、常に不安な状態です。
そこで上手くコミュニケーションが取れないと、孤立してしまいますので辞める原因になり得ます。
まとめ
今回は初出勤~1週間の期間の気を付けるポイントについてまとまめした。
・求人原稿の内容
・面接時
・コミュニケーション
上記の点を活用していただき、一人でも多くのスタッフが入店・定着して活躍することを願っています。
次回は『入店してから3ヵ月』で気を付けることについてまとめていきます。